退職者がメールで不正取引!?削除されたメールの復元や調査は可能か – メール・ファイル復元 | 企業の不正調査

データ復旧 デジタルフォレンジック セキュリティ対策 パソコン(PC) Mac サーフェス(Surface) メール復元 メール削除 不正取引

退職者がメールで不正取引!?削除されたメールの復元や調査は可能か

投稿日:2019年9月26日 更新日:

「退職者が金銭を見返りに、ある業者と不正取引をおこなった」という情報を得たら
退職者が使用していたPCのメールソフトなどを調査することになるでしょう。

しかし退職者の不正調査をしようとしても、すでにPCが初期化されていたり、
使用されていたメールが削除されていることもあります。

初期化されたPCや削除されたメールを復元して調査する
にはどうすればよいのでしょうか。

退職者がメールに痕跡を残す不正取引の事例

不正取引の内でもメールでのやり取りがよく行われるものは、贈収賄会計に関わる不正処理などです。

贈収賄の事例では、
総合商社やエンジニアリング企業の社員が国内外の公務員に対して、接待をしたり金品を贈答する
などがあります。

もちろん、金品や接待の証拠が直接メールに残っているケースはそう多くはありません。
しかし、メールや日報から退職者が不正につながる行動をしていたかどうかを知ることは可能です。

例えば
・出張や宿泊の記録
・インターネットショッピングをおこなった痕跡
・宅配便や銀行からの通知
などが残っていれば、会社の請求書・注文書などの経理情報と照らし合わせることで、贈収賄行為に関わる不正調査ができます。

会計に関わる不正処理の事例は
・架空売上や経費の先送りまたは発注時のキックバック
・損失の原因の隠ぺい
など多岐にわたります。

報道によると、メールを通じて不正な会計処理をおこなう事例が増えているそうです。
一部の案件においては、調査委員会が不正の証拠となるメールの絞り込みに使用したキーワード
ヒット件数のレポートが、インターネット上に公開されています。

検索キーワードの例は「いつもの口座」「例の件」「off the book」などです。
これらのワードが含まれているメールは、退職者の不正取引の証拠となるでしょう。

証拠隠滅のために削除されたメールを復元できるのか

一般的なPC用のメールソフトは、削除をしてもメールが完全に消えるわけではありません。

普通に削除をすると、メールはソフト内の「ごみ箱フォルダ」に移動するだけなので、
あとから簡単に復元できます。
しかし、退職者に一定のPCの知識があれば「ごみ箱フォルダ」に残ったメールもしっかり削除しているでしょう。

メールソフト上で完全削除された場合でも、PCのアプリケーションフォルダを参照し、
圧縮されたメールデータを取り出せば復元できることもあります。
この場合は、データ復旧ができる市販のソフトやフリーソフトを使用するのも一つの手です。

しかしながら、PCの知識があり用心深い退職者の場合、メールデータの復元は難しいかもしれません。
アプリケーションデータから該当するメールの圧縮データを削除していたり
「PCにトラブルがあった」と言ってPCを初期化していることがあるからです。

特にPCが初期化されていた場合、
市販のソフトではデータ復元をおこなうのは難しいでしょう。

このように、不正取引の証拠を完全に削除し、社内での不正調査が進められないようにされてしまった場合
退職者に対して追及する手立てがないように思えるかもしれません。
そんな時は、デジタルフォレンジックの専門業者に頼ってみるのがおすすめです。

デジタルフォレンジックによるメール復元

GmailやYahooメールのようなクラウドサービス系メールへの対応は難しいですが

Outlookなどの端末側にデータが残るメールクライアントなら
デジタルフォレンジックの技術によって復元が可能です。
(※デジタルフォレンジックについて詳しくはこちら)

退職者が初期化してしまったPCでも、
ハードディスクにデータの痕跡が残っている
ケースは少なくありません。

デジタルフォレンジックでは、特殊なデバイスを使用してハードディスク内の記録を完全にコピーし、
詳細なデータ分析を行うことができます。
メールの内容を一通ごとに復元できれば、退職者の不正取引をあばく有力な手がかりとなるでしょう。
退職者のPCに残ったデータを復元し、不正な行為の有無を確認するのが不正調査の中心的な作業です。

しかし用意周到な退職者は、データ復旧の専門業者であっても復元が難しくなるように
PCのデータを初期化したあと、ハードディスク上にデータを何度も上書きしては削除する
という手法をとる悪質な退職者もいます。

その場合はPCの操作ログを読み出し、退職者が証拠隠滅のためにどのような行動をとったかを知るのが重要です。
退職者が不自然なPC操作をした形跡は、有力な状況証拠として活用できます。
実際の裁判でも、操作ログが不正取引の証拠として認められた例があります。

不正取引をした疑いのある退職者が削除したメールを不正調査するなら

退職者が不正取引をしていた場合、証拠となるメールデータは削除されていることがほとんどでしょう。
また、PCの知識に長けている退職者なら不正調査がうまく進められないように策を講じているケースもあります。

PCの初期化だけでなくデータの上書き工作までされていると、一般的な方法でのデータ復元は難しいものです。
退職者のメールデータを復元するなら、通常のデータ復旧よりも専門的なデジタルフォレンジック調査が有効です。

PC上で完全に削除されたメールデータの調査や復元については、
豊富な実績がある「MELSIC(メルジック)」にお問い合わせください。

皆様の問題解決に真摯に取り組んでまいります!



-データ復旧, デジタルフォレンジック, セキュリティ対策, パソコン(PC), Mac, サーフェス(Surface), メール復元, メール削除, 不正取引
-, , , , ,

執筆者:

関連記事

削除されたメールを復元すると何が分かる?

Contents1 データのトラブルは、「機械の故障」だけにあらず!2 「フォレンジック調査」とは?2.1 どんなメールソフトから復元や調査ができるの?2.2 「メールフォレンジック調査」はどんな時に …

メールってどんな風に保存されているの?

様々なメールアプリ(メーラー)がある中、皆様はどんなメーラーをお使いでしょうか?パソコンの買い替えやパソコンが壊れてしまってデータを移行した際に、どのメーラーを使用しているか、どこにメールデータが保存 …

退職した社員が不正行為の疑い!?パソコン調査とメール復元は可能?

退職した社員が実は、ライバル企業に引き抜かれたと発覚したとき、機密情報が持ち出されている可能性があります。 また、役員が取引先とメールで通じて会社の資金を横領するケースもあるでしょう。これらの不正行為 …

WindowsLiveメールの特徴とは?削除した場合のメールの復元方法を解説

Windows Liveメールは、Microsoft社が無償で提供していたメーラーです。「Windows Essentials」というソフトパッケージに含まれていたもので、2017年の1月にサポートが …

SSDを搭載したパソコンのメールが消えた!どうすれば復元できる!?

HDDに代わり、パソコンの記憶装置としてSSDが搭載されるようになってきました。SSDは、HDD に比べてアクセススピードが速く、消費電力も少ないので人気です。しかし、データが消失した際、HDDと同じ …